令和的農ライフ|移住者が那須で畑を借りて3年、稼ぐのをやめるまでの全記録

移住と農業ちょ田舎暮らし
都会人

移住したら農業…って、ちょっと憧れるかも

悩める女子

でも実際どうなんだろ。食べていけるもんなの?

あお

稼ぐのは3年でやめたけど畑には今も出てるよ!

2023年7月、那須で10アールちょっとの畑を借りました。

それから、ずっと畑にいます。

記録は50本を超え、その間に私は「農業で稼ぐ」という当初の目標を手放す決心をするに至りました。

このページは、そこまでの3年間の道のり全記録の入口です。

  • これから畑を借りたい人 → 第1章の「序章」から
  • 移住×農業のリアルが知りたい人 → 「転換点」から
  • 菌ちゃん農法・ムクナ豆の栽培記録が読みたい人 → 第2章と番外編へ
あお

キレイな成功談はないけど、失敗談なら山ほどあるよ!

もくじ

畑を借りてから、なにが起きたか

YEAR
在宅勤務のまま那須に移住

YEAR
7月、農業公社の斡旋で10アールちょっとの畑を借りる。起農スタート!

ムクナ豆の試験栽培。支柱倒壊、9割が未熟豆

YEAR
本格栽培1年目。追熟で腐らせ、完全敗北

YEAR
菌ちゃん農法を本格導入。ムクナ豆は苦戦が続く

YEAR
「農業で稼ぐ」を手放すと決める

菌ちゃん畝アドバイザーに認定

このシリーズの言葉づかいについて

畑を借りた2023年を一応の「起農」のスタートとしているものの、実際には2023年は試験栽培、2024年は失敗から学ぶ年で、実際に売って稼ごうとしたのは2025年から。なので、当時の記事では「2025年に農業チャレンジを始めた」と書いています。
過去記事の表現は、その当時のまま残してあります。考えが変わっていく過程も記録だと思うので。

第1章:稼ぐつもりだった3年

始めた頃の私にとって起農」は農業で起業して稼ぐことでした。

師匠のようにムクナ豆で六次産業化して、年商◯◯万円を目指す。そういう路線です。

結論から言えば、その路線は3年かけて手放すことになります。でもこの3年がなかったら、いま畑でやっていることには絶対に辿り着けませんでした。

あお

「遠回りに見えるけど全部必要だった!」ってやつ

序章:畑を借りるまで(2023年7月)

庭の家庭菜園に物足りなさを感じて、「ちゃんとした畑がほしい」と思ったのが始まりでした。

1年目:試験栽培(2023年8月〜2024年4月)

借りたタイミングがムクナ豆の定植適期を少し過ぎていたので、この年は試験栽培。いきなり支柱が倒壊しました…。涙。

2年目:本格栽培、そして敗北(2024年5月〜2025年2月)

「今年は販売まで頑張る」と決めて臨んだ本格栽培1年目。収穫までは辿り着いたものの、追熟でカビにやられました。

3年目:菌ちゃん農法との出会いと、深まる迷い(2025年3月〜2026年5月)

ムクナ豆だけでは畑を使いきれず、空きスペースで菌ちゃん農法を始めた年。こちらは驚くほど手応えがあり、逆にムクナ豆との差に悩むことになります。

転換点:「農業で稼ぐ」を手放した日

2026年6月、私は「ムクナ豆で稼ぐ」という目的を手放しました。

きっかけは、やりたくて始めたはずの畑に出るのが、なぜか嫌になっていたこと。

その正体をたどっていったら、勝てない土俵で他人の物語をなぞろうとしていた自分に行き当たりました。

あお

撤退じゃなくて、目的を再定義することにしたよ

この記事を境に、第1章の失敗はぜんぶ「損失」から「記録」に変わりました!

第2章:令和的農ライフ(2026年6月〜)

いま私にとっての「起農」は、農を通じて自分の暮らし方と働き方を”起”こし直すことです。

昭和の「自給自足への回帰」でもなく、平成の「オーガニック信仰」でもなく、テクノロジーも微生物も、使えるものは全部使う。

それが私なりの令和の「農のある暮らし(”令和的農ライフ”)」🌟

あお

菌ちゃんと生成AIは、私の中では同じ「頼れる外部リソース」枠

番外編:農法や考え方

栽培日記ではなく、考え方をまとめた記事です。時系列で読まなくてもOK。

これから畑を借りようとしているあなたへ

ここまでやってみて、いま同じ立場の人に言えることが3つあります。

  1. 畑は借りられます。 非農家でも、農業公社に相談すれば道はあります。ハードルは制度そのものより「本気度を聞かれること」の方だと思います
  2. 稼げるかどうかは、前提条件で9割決まります。 標高、規模、人手、そして動機。誰かの成功例をなぞる前に、自分の前提を書き出してみてくださいね
  3. 稼ぐ以外の目的があると、農はめちゃくちゃ楽しい。 これは3年かけて分かったことです
あお

1と3は自信を持って言える。2は正直、先に知りたかったやつw

そしてこれ、畑に限った話じゃないなと思っています。

「やりたくて始めたのに、なぜか足取りが重い」——そういう時ってだいたい、やりたいこと/やるべきこと/できることが頭の中でゴチャゴチャになってるだけなんですよね。

私はそれをほどくのに、畑で3年かかりました。

もう少し手軽にやる方法として、暮らし方タイプ診断を用意しています(12問・約3分・無料)。

あお

私みたいに3年かけなくても大丈夫だからwww

よくある質問

移住者でも農地って借りられるの?

借りられます。非農家の個人でも、市町村の農業公社や農業委員会に相談するルートがあります。ただし「農業に挑戦したい」という本気度は問われます。

農業未経験でも大丈夫?

私は畑を借りるまで、庭の家庭菜園しかやったことがありませんでした。始めること自体はできます。ただ「うまくいくか」は別問題で、私は数えきれないほど失敗しています。

農業で生活していける?

私の場合は、稼ぐ手段にしませんでした。標高・規模・人手・動機という前提条件が、うまくいっている人とあまりに違ったからです。生活費の柱を農業に置くかどうかは、憧れではなく前提条件で判断することをおすすめします。

菌ちゃん農法って何?

土壌の微生物の力を最大限に活かす農法です。有機農法と自然農法の中間的な立ち位置で、不耕起・無農薬・無肥料。私は2025年から採用し、2026年7月に菌ちゃん畝アドバイザーの認定を受けました。

ムクナ豆は初心者でも育てやすい?

温暖な産地の情報では「育てやすい」とよく言われます。ただ那須のような寒冷地では、私は2年連続で苗作りから圃場での栽培にもハウスでの追熟にも失敗しています。地域差がかなり大きい作物だと思います。

このページは新しい記事が出るたびに更新しています。

最終更新:2026年8月7日

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