[ムクナ豆]苗の植え付け時期問題【移住者がテレワークしながら起農した件#41】

  • URLをコピーしました!

こんにちは!那須に移住して5年目の2025年に、一念発起して農業チャレンジを始めたAOです☆

前回の『ムクナ豆記事#39』で触れた通り、当畑における最適なムクナ苗の定植時期の悩みについて、より詳しく状況シェアしたいと思います。

あお

「冷え込み&暴風が過酷すぎて5月上旬の植え付けには適さないのでは?」という件だよ

私がそう疑問に思った背景には、畑の空いていたエリアにバラまいた廃棄豆の成長具合にもあったんです…。

その様子を見てみてください!

もくじ

(おさらい)ムクナ苗の定植時期問題について

今年のムクナ豆は、5月上旬の遅霜の心配がなくなる頃に苗を定植したのですが、

全体的に成長が遅かったのですが、そのうちの1株が特に枯れそうになってしまったため、6月上旬に植え直したのでした。

あお

自分で種から育てることに成功した貴重な4苗のうちの1つに植え直したよ

その苗だけ、他の苗よりも1ヶ月も定植が遅いことになるため、「他の株に追いつくことは無理だろうなぁ」と思っていたのに。

のに。

あっという間に追いついたどころか、むしろ追い抜かしてしまったんです…!!

あお

詳しくは『ムクナ豆記事#39』参照してね

そこで私は思いました。

「師匠の畑よりも数百m標高が高い当畑で、師匠と同じ時期に定植しても無理なんじゃ?」

「わざわざコストかけて行灯かけて水やりしても成長が悪いなら、コストがかからない時期に定植した方がよくない?」

あお

普通そう疑問に思うよね

もっと最悪な発見もしてしまいました。

それは、種を畑にバラまいて育てたムクナ豆たちでさえ、コストかけて育てた株たちと成長スピードが変わらなかったという現実…!

次のパートで詳しく紹介しますね。

予備ムクナ苗定植&廃棄豆(種)をバラまいたら驚きの結果に…!

実はムクナ棚の南隣りに、まだ活用できていないスペースがあったのです。

全体で10アールちょっとある畑のうち、3分の1をムクナ棚として、もう3分の1を菌ちゃん畑として使っているのですが、

この残りの3分の1スペース、ここはムクナ予定地として考えているものの、何度も言っているようにムクナ栽培を広げる決断ができないので、、、。

とりあえず今年は、そこに予備のムクナ苗を定植したり廃棄豆(種)をバラまいたりしました。

なぜかというと、ムクナ豆には緑肥&雑草を抑える効果も認められているから。

「空いているスペースの有効活用」ぐらいの軽い気持ちだったのですが、結果は悩みが深まるようなものでした…。

ラッキー耕うん

実は6月のある日、畑のある集落の農業委員さんと偶然会いまして。

ちょうどご自身の畑をトラクターで耕うんしに来られていて、「ついでにやってあげようか?」と声をかけてくださったんです。

あお

草ボーボーになってたから気にかけてくれたみたい

このエリアも、ムクナ豆栽培を広げる決断が下せれば来年以降から自然栽培したいので、耕す必要はないものの、、、

今年は少なくとも手が回らないので、「草刈りの手間が1回でも2回でも省ければ!」と思い、耕うんしてもらったのでした。

その直後の様子がこちら↓

ムクナ豆
耕うん直後のムクナ予定地
あお

緑豊かな畑もキレイだけど、耕うん後の畑もまっさらで気持ちいい!

せっかくなので、このエリアに余っていた苗5株を南側(写真右側)に、

北側(写真左側)には廃棄豆(種)をバラまきました。

ムクナ豆
ムクナ苗&種定植後
あお

バラまいたと言っても、なんとなく列になるようにまっすぐ歩きながら撒いたよ

ちなみに余っていた苗のうち2株が師匠から譲り受けた分の予備。

3株が自分で育てられた数少ない貴重な苗です。

定植した苗には、草マルチをしました↓

ムクナ豆
草が足りなかったから後日さらに追加したよ

ムクナがどのぐらい、このエリアの雑草に勝てるか分からないけれど。

ちょっとでも効果があればいいなと願いつつ、放置すること約1ヶ月。

体感と合わない発芽率

数週間後の7月上旬。

梅雨+温度という自然の恵みのおかげで、一瞬で雑草ボーボーになりました!笑

あお

さすがにムクナ豆よりも雑草の成長スピードが早かった

ムクナ豆
7月上旬のムクナ予定地

肝心のムクナ豆たちの生育状況はというと。

そこそこ順調に成長中で、葉っぱが増えてツルも伸びています。

ムクナ豆
ムクナ予定地の苗

もっと驚いたのは。

バラまいた廃棄豆!

草で見えづらいですが、なんとなく列になって発芽しているのがわかりますか?

ムクナ豆
発芽した廃棄ムクナ豆

しかもサイズ感的に、定植した苗たちと大きくは変わらない…。

発芽した廃棄ムクナ豆

バラまいた廃棄豆のうちほとんどが、苗作りの時に「コレは発芽は無理そう」と避けたもので、

3分の1ぐらいが「ワンチャン発芽するかも?」と選別していた種でした。

完全な感覚値ですが、その「ワンチャン種」の数よりも、発芽した数が多い気がする…。

あお

どーゆーこっちゃ?

土着の雑草に覆われながらも、これだけ育つって……。

同時期のムクナ棚の様子

一方。

棚+ネットで後生大事に育てられているムクナ豆たちですが。

さきほどの写真と同時期のムクナ株たちのサイズ感が、こちら↓

ムクナ豆
ムクナ棚のムクナ株
あお

「え…?」って感じじゃない?

「ツルがだいぶ成長してるなー」って株ですら、こんなもん↓

ムクナ豆
ムクナ棚のムクナ株

いや、たしかに予定地のムクナ株たちよりは大きく成長中だけれども!

ハウスで暖房設備を活用しながら苗を育て、

畑に定植後は、雨がふらない日には水をやり、

暴風と冷え込み対策として行灯をかけて、

金と手間暇というコストをかけて、

その上で、

この程度の差ですか???

あお

わ、割に合わないっ!!

ムクナ豆栽培について、現時点の結論まとめ

残念ながら、現時点での私の環境におけるムクナ豆栽培についての結論は次のようになります。

ムクナ豆栽培@ウチ
  • 5月上旬の植え付けは早すぎ(少なくともFVB品種は)
  • 行灯の効果はあまり高くない(コストに見合わない程度)
  • 6月上旬に種を直播しても生育に大差ない(苗作りのコストに見合わない)
  • 「種として不適合」と思った豆でも、温度が上がれば(環境が整えば)発芽する
  • ムクナ豆の雑草を抑える効果は微妙だが、緑肥としては期待できそう
あお

5番目のポイントについては長くなるので別記事で説明するね

もちろん、自然相手のことなので、今年たまたまこういう結果だったという可能性も大きいです、花や豆の生育の様子が去年と違うし。

そのことについては、次の記事でムクナ豆の生育の様子報告もしますねー!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

お気軽にコメントください♪

コメントする

もくじ