[ムクナ豆]2025年の苗の定植!FVB・八升豆・インドと”行灯”【移住者がテレワークしながら起農した件#34】

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こんにちは!那須に移住して5年が過ぎ、一念発起して農業チャレンジを始めたAOです☆

すでにムクナ豆の苗作りに失敗して「トホホ」な幕開けとなった2年目ですが。

あお

試行錯誤したのに駄目だった…

師匠に泣きついて苗を譲っていただき、畑に定植しました。

さぁ、ここから仕切り直しだぁっ!

もくじ

ムクナ豆苗の植え付け前の準備(ネットと土作り)

2025年2月中旬のムクナ豆畑

今年のムクナ豆は、棚を拡張せず、去年と同じ面積&株数で栽培します。

なぜならば、成功するイメージが湧かないから…!!

良く言えば慎重な判断、悪く言えば日和ったんです。ハイ。

あお

さすがに投資する踏ん切りがつかぬ…

ムクナ豆の苗の定植1ヶ月前にあたる4月上旬、土作りと棚(ネット)の片付けから始めました。

土作り(落ち葉堆肥と莢の投入)

去年のムクナ豆は一部をビニールマルチで、一部は草マルチで栽培したのですが。

あお

ビニールマルチが春の嵐で飛ばされて修復をあきらめたよ

豆の栽培としては、正直どちらでも生育の差はないように感じました。

が。

収穫後、ビニールマルチを片付けて冬を越した土の状況が、歴然の差…。

こちらが、ビニールマルチ跡↓

マルチ跡はカピカピ

初春だからというのはあるけれど、周辺のビニールしてなかった箇所と比べて草はまったくなく、土がカッピカピです。

ちょっと土を掘ってみても、石と砂って感じ。

雪解け後だから少し湿ってた程度

対して、ビニールがなかった畝は、去年の草マルチがそのまま残ってたり、新たな雑草が芽吹いたりしてました↓

敷き詰めた枯れ草が残ってる

枯れ草をよけて、その下の土を見てみると、

しっとりふんわり!「有機物や微生物がしっかり入った土」って感じです♪

草マルチ下の土

ということで、今年は全面的に草マルチを採用することにしました。

ビニールマルチをしていたカピカピスカスカの土には、庭で仕込んだ熟成2年物の落ち葉堆肥を投入します。

いい感じに分解が進んだ落ち葉堆肥

併せて、ムクナ豆を取り出した後の莢(サヤ)も投入します。

サヤそのものにも窒素分などの栄養があるし、土作りにはもってこいの資材です♪

あお

米のもみ殻を畑に入れる人が多いけど、考え方は同じだよ

FVBのサヤ(一部)

落ち葉もサヤも量に限りがあるので、畑全面ではなく、苗を植え付けるところだけ小さな円形の畝をつくり、そこに落ち葉堆肥&サヤを投入しました。

写真だと分かりづらいかもしれませんが、ネット際にポコポコと盛り上がった畝があります↓

苗が植え付けられる程度の畝

カピカピ土に一通り落ち葉&サヤを投入した後、せっかくなので草マルチゾーンにも残りを投入しておきました。

いい感じの初期生育のブーストになってくれるでしょう♪

土作り仕込み中

草マルチゾーンは草に隠れて畝が見づらいですが😅、すべての土作り&畝立て完了!

土作り作業完了

本当はこのタイミングから、畝に草マルチをしておくと良かったのだが、まだ草刈りには早いタイミングだったので草が足りず。

まぁでも、1ヶ月後の苗の植え付けのタイミングには、投入した落ち葉やサヤがいい感じに分解して、良い土になってくれてるハズ♪

ネット(獣よけネット採用)

お次は、蔓ネットの整備です。

ムクナ豆は蔓性の豆なので、野菜ネットを棚に張り巡らせています。

今年はできるだけ去年のものを継続利用したいので、ネットに残った去年のツルをできるだけ片付けました。

また、ネットが破けたり外れたりプランプランしてる箇所は、紐などで補修しました。

あお

草刈り機でうっかり切っちゃった箇所もあるしね

天井ネットは全て張り替えました。

理由は2つあります。

去年の収穫のときに豆やツルと絡まったネットをジャキジャキ切ってしまったので、再利用するには難しい状態だったこと。

もう1つは、去年使用したきゅうりネットは、ツルや豆の重みに対して強度がイマイチだったこと。

ということで、今年は獣よけネットを使ってみます。

果たして、強度と耐久性やいかに!?

あお

シカやイノシシ対策のネットだから野菜ネットより頑丈で長持ちするはず!

ムクナ豆苗いざ定植!ポイントは暴風と温度対策

受け入れ体制が整ったところで、気温の上昇(霜が降りない気温)を待ちました。

そして5月半ば、満を持して定植!

師匠が育てた苗

今年はフロリダベルベットビーン(FVB)18株、八升豆5株を定植しました。

あお

比較的うまくいったFVB(黒い方)を多めにしたよ

乾燥と冷え込み対策に草マルチ

あらかじめ仕込んでおいた畝に、苗を定植し、水を与え、刈草でマルチング。

定植直後の苗

翌日が雨の予報だったので、植え付けのタイミングで与えた水は最小限でOK。

草マルチは、雑草対策だけでなく、水分が蒸発しすぎて乾燥するのを防いでくれたり、地温が下がりすぎないように守ってくれたり。

あお

ビニールと違って葉っぱに張り付いたりしないのも嬉しい♪

暴風と気温対策は行灯(あんどん)に託す!

去年もビニールマルチや草マルチは施したのですが、

定植してしばらく苗の成長が思わしくなく、中には枯れそうになった子もあったのでした。

こんなのとか↓

2024年のムクナ苗

こんなのとか↓

ムクナ豆の栽培
2024年のムクナ苗

全体的に萎びてるし、葉っぱに病気っぽい斑点が出たり黄色く枯れてしまったりした株までありました。

こうなった原因は、暴風と気温ではないかと分析。

あお

うちの地域は春の暴風が厳しくて、なおかつ5月でも早朝の気温1桁台の日があるの

というわけで今年は、新たな技を使います。

それは、行灯(あんどん)!!

苗を行灯で保護

行灯とは、よく家庭菜園で使われる技。

暴風が苗に直撃するのを防いでくれて、なおかつ寒さからも守ってくれるものです。

一般的には堆肥や肥料が入っていた袋を筒状にして、四隅に支柱を立てて自立させます。

あお

言うなればビニールトンネルの個室版って感じ

行灯の良い点は、

  • 苗ごとにカバーするので、ビニールトンネルのように巨大なビニールを用意する必要がない(株間が広い作物で有効)
  • 上部が空いているので蒸れない(ビニールトンネルだと毎朝開けて風通ししないといけない)
  • 上部が空いているので暴風地域でも飛ばない(ビニールトンネルはふっ飛ばされがち)
  • 上部が空いている割には行灯の中は温かい
  • 堆肥肥料の空き袋=ゴミを活用できる
あお

支柱がたくさん必要という点以外はメリット一杯!

この畑では購入した堆肥や肥料を入れていませんが、庭の家庭菜園では一般的な有機農法で野菜作りをしています。

なので、うちに袋のゴミは十分にあります。

これは好都合なアイディア♪

あお

家庭菜園では有機農法やってる理由は長くなるので別途説明しますね

支柱としては、庭でかき集めた木枝を活用。

曲がった枝が多いので袋をキレイに張るのが難しかったですが、半分ぐらいは枝支柱でなんとかなりました。

あお

本当は竹があればいいんだけど、家のあたりには竹林がないんだよねぇ

こんな感じです↓

あんどん+枝支柱

歪ではありますが、中の苗はこんな感じに守られています。

定植直後の苗はまだまだ小さく、根も張ってないので暴風や温度の変化に弱いのですが。

この行灯によって、ぬくぬく成長してくれるはず!

少なくとも去年みたいに初期生育のタイミングでつまずかないことを期待♪

特設ステージ♪インド種ムクナ豆

トマト支柱で作った特設ステージでは、今年はムクナ豆のインド種の栽培に挑戦します。

特設ステージ

このインド種は、去年師匠が栽培したもの。

「白い豆」「サヤの毛が飛び散らない(触れてもかゆくならない)」「アクが強くないので変色しない」など八升豆やFVBと違った特性を持っているらしい。

毛が飛び散ってかゆくならないのは作業性が良い!

あお

いつも完全防備で作業してるけど、それでもなんとなく体が痒くなるから不思議

しかしそれ以上に気になったのが”アク”。

実は私、ムクナ豆を流通させづらい難点の1つが”アク”だと思ってます。

完熟した豆ではなく、若い豆(大豆で言うところの枝豆)の話なのですが。

アクがどのくらい凄いかと言うと、サヤを開いて数秒そのまま置いておくだけで、こんな↓感じになるんです。

アクによる変色が凄い

サヤや豆がまず赤くなってから、徐々に黒くなっていきます。

まるで人が血を流してかさぶたになっていく様子に似ていて、なんか痛々しいというか、生々しいんですよ😓

あお

まぁ、生なんだけどね

「豆が悪いんじゃない?」と思われたかもしれませんが、上の写真の豆は栽培中の豆の生育状況をチェックするために収穫した直後の様子なので、もちろんカビてるわけでも腐ってるわけでもありません。

採れたて新鮮な豆です!

ナスやイモも切った断面からアクが出て来て変色しやすいですが、その何倍もスゴいです。

素手で触ると、手まで真っ黒になります😅

石鹸で洗ってもすぐには落ちないし、服に付いてしまったら洗濯しても落ちません。

あお

商品として致命的すぎるっ

親指から黒くなりがち

そんな難点がないインド種、期待度高くないですか!?

インド種の苗

もちろんインド種の苗にも、草マルチと行灯をしました。

インド種は晩生の晩生なので(終盤で急成長するタイプ)、那須の中でも標高が高いうちの畑で、果たしてどこまで育つか??

まぁやってみないとわからんので、1年間チャレンジしてみます☆

あお

ちなみに豆の味も美味しいらしい♪

ムクナ豆、植え付け2週間半後の様子

植え付けから2週間半、目立ったトラブルもなく苗たちは順調に生育中です。

いい感じに雑草も伸びて草刈りもしたので、刈草でマルチも補充できています。

定植2週間後のムクナ苗

インド種もシャキッと成長中♪

定植2週間後のインド種ムクナ豆

実は1箇所だけ行灯をしてない苗があるのですが。

明らかに弱ってるという様子でもなさそうですが、葉っぱの緑色が、他の株よりちょっと薄い感じがします。

行灯なし苗

やはり行灯は有効だと言えそう♪

あお

採用してよかった♪

さて、苗の定植2週間後には気温がちょっと下がり(早朝1桁℃が続いている)雨曇りが多くなりました。

相変わらず暴風も吹き荒れてるし、これからが苗にとって「畑に定着できるか」本番だと思ってます。

引き続き見守っていきます♪

皆様におかれましても、引き続きアレコレ挑戦する私をゆるりと応援していただけると嬉しいです♪

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