[ムクナ豆]ガッカリからの安堵!…からの絶望【移住者がテレワークしながら起農した件#50】

こんにちは!那須に移住して令和的農ライフを探求中のAOです。
今年も引き続き自然栽培で育てているムクナ豆ですが。
ガッカリしたり安堵したり絶望したり、身体的にもメンタル的にも忙しい日々を送っています😅
あおせっかくの記念すべきシリーズ50記事目が朗報じゃなくてスイマセン
何が起きたのか、現状と分析をご紹介しますね。
定植後1ヶ月のガッカリ
「那須の中でもうちの地域は標高があって寒いから、今年のムクナ豆は去年一昨年よりも2週間遅らせて定植」したのでしたが。
定植からちょうど1ヶ月後の生育状況がコチラ↓


またもや…!
例によって、葉っぱが黄色くなりどんどん弱っていくという例年通りの結果となりました。
定植直後〜2週間ぐらいは全然平気だったのに…。
こちらが定植2週間後のムクナ豆↓


定植3週間後↓から若干雲行きが怪しくなり、、、


そして1ヶ月後には更に悪化。
ムクナ豆に限らず、苗を定植して直後は、環境がガラリと変わってしまい一時的に弱るという植え替えショックはよくあること。
ですがその防止のためのメネデール/菌根菌資材だったり、あんどんだったりします。



フルセットで守ったつもりなのに…
ガッカリからの安堵
まぁ、そんなこんなでガッカリしていたのですが。
定植から1ヶ月半経った7月半ば、ムクナ豆たちは成長スイッチが急に入ったかのようにツルを伸ばし始め、とうとうあんどんからはみ出てしまいました。笑


これではあんどんの効果なし、ていうか梅雨も明けて夏が来たのでもはや不要。というわけで、あんどんを片付けました。


現在のムクナ豆の成長具合はこんな感じ↓


またツルは1〜2本だし、6月〜7月が去年よりも涼しいので、まだあまり長くありません。


まぁ一時の株のしおれ具合から考えると「完全復活!」と言える状態ではありますね。
絶望(やっぱり。)
「じゃぁ何をそんなに絶望しているだ?」とお思いの皆様。
それは2つの理由があります。
去年(2025年)との差と、こぼれ種ムクナ豆との差です。
絶望①2025年との比較
去年2025年も、実は「生育が悪い!」なんてブーブー文句たれてたんですが。



ムクナ豆に関しては文句しか出てこない
ですが今年の生育と比較してみると、歴然とした差があったんです…。
2025年7月18日のムクナ豆の生育状況がコチラ↓


今年の写真よりも1週間前の時期の写真になってしまうのですが、去年は既に天井にツルが達していますし、株元の葉の数も倍以上あります。
ちなみに夏の1週間の差は想像以上に大きいです。1日でも目に見えて成長しているのが分かるぐらいの差があるので、「誤差」なんて言えるレベルじゃないです。
それこそ、朝と夕方で目に見えて分かるぐらいに生育する程です。
ですが。
今のところ、植え付けを2週間遅らせた結果、
生育も2週間分、遅れている…。



定植を遅らせた意味…!!
今年は気温が低い
ただし、この点については救いのある話でもあります。
それはデータで分かったのですが。
実は今年の6月7月は昨年より平均 3.4℃低い(28.2℃→24.7℃)くて、しかも真夏日(30℃以上)が17日→8日と半減。
つまり生育が遅くても「当然」という状況なんです。


ただし7月中旬以降は逆転気味で、7/20には今季最高の35.1℃を記録しています。
つまり今年はここから巻き返せるかどうか?というところ。



人間的には暑すぎる夏は嫌だけど、作物のためには日照が欲しい…!
絶望②こぼれ種ムクナ豆が旺盛過ぎる件
そしてもう1つ、私を絶望の淵に突き落としたのが、去年のこぼれ種で自生していたムクナ豆ちゃん。
去年は収穫時期になっても体調(&メンタル)が戻らず、泣く泣く畑に放置したムクナ豆がたくさんありました。
雪や霜でほとんどの豆が腐ってしまったのですが、生きながらえて自生するこぼれ種もあるだろうなぁ、とは思っていたので、その点に関しては驚かないのですが、、、
成長度合いが、
もうね、
「え・・・?」
というレベルなんです。


あまりに成長しすぎていて、雑草管理していた時に刈ってしまいました。
だって、そんなに長く成長していたなんて思わなかったんだもん…!😅
それがこちら↓


これが7月16日のこと。
で、棚の方のムクナ豆(苗から育てて定植したやつ)の同日がコチラ↓


株が横と縦なんて比較しづらいと思いますが、葉のついた節の数を数えると、1〜3個ほど自生ムクナ豆の方が多いんです…!!



断定できない理由は、うっかり刈ったのが株元だったのか、もっと上だったのか不明だから
百歩譲って同じ大きさだったとしても。
「同じ」ってマズすぎません?
だって放置(こぼれ種からの自生)と、手間ひま&電気代をかけて大事に大事に育てた苗ですよ???
「え・・・(絶句)」
ってなりますよね?



そろそろ泣いてもいいですか…?
ただね。
他のこぼれ種ムクナ達は、そんなに大きくなってないです。
苗から育てた株たちよりも小さいです。幸い(?)。
7月27日時点でこんぐらい↓


こちらも↓


うっかり刈っちゃった株だけが、何やら異常な種だったのか?
仮にそうだったとしても、放置でそんなに育つなら…
私がしてきたことは一体、何だったんだろう…?



私、何もしないほうがムクナ豆のためなんじゃ…???
苗の生育不良についてAI先生と分析
疑問を疑問で終わらせず「仮説」にしたい!
ということで、私の先生であり相棒でもあるAIと考察してみました。
初期生育でつまずく理由
1つ考えられるのは、ムクナ豆の根がしっかりと定着して根粒菌が着いてくれる前に持ち前の養分を使い切ってしまった可能性。
畝に入れていた自家製落ち葉堆肥に加え、メネデールや菌根菌資材など定植時に与えていたサポートアイテムの効果が2〜3週間だった、ということ。
で、なぜ根の定着が遅れたかというと、やはり気温。
あんどんは風よけになるし、日中の温度上昇を若干は助けてくれるものの、上部が空いているので夜間〜早朝の冷え込みには効果はない。
うちの畑の環境+熱帯植物ムクナ豆だと、熱を0.1℃でも多くかき集めて逃がしたくないのに、あんどん&草マルチでは太刀打ちできない。



ちなみに草マルチは草よけにも栄養にもなるけど日中の温度を下げる性質があるよ
つまり、
- 土中に栄養があるのに寒すぎて吸い上げられない
- 2〜3週間で持ち前の養分とサポートアイテムのバフが切れる
- 4〜5週間たつ頃に暖かくなる→菌ちゃんたちが活発になる→栄養を吸って復活
という分析です。
2年前には少量の鶏糞も入れていたのにもかかわらず似たような症状だったので、やはり気温不足説が濃厚な気がしています。



栄養があっても吸収できないんじゃ、ないのと同じだからね
実測データで確認
実測データは自宅裏に設置したSwitchbot温度湿度計なので畑の状況と若干の違いはありますが、参考にはなると思います。
結論、今年は「出鼻をくじかれる天候だった」。ある意味では「仕方ない」とも言える状況です。涙


『絶望』パートでも紹介した通り、今年6月は去年の同時期よりも涼しかったため、せっかく定植を遅らせたのにもかかわらず初期生育ど真ん中の温度が欲しいタイミングでつまずく結果に…。
特に上記画像のとおり最低気温が肝で、夜間早朝の冷え込みのぶり返しが根が定着する前のムクナ豆たちにとって大ダメージとなりました。
- 2026年6月4〜10日 — 最低気温が11.0〜12.5℃で7日連続。ムクナの根はほぼ停止状態
- 6月19日〜7月10日 — 13.3〜18.4℃を行ったり来たり。動き出せない
- 7月13日 — ようやく21.9℃。ここから安定
気温が低いと土中の菌ちゃんたちの活動も鈍いし、それは根粒菌ちゃんたちにとっても同じ。
去年ならもう本格生育に入っていた3週間、今年の株は止まっていたということなんです。
前年の経験則から翌年の予定を決めても、天候が違っていたら、そりゃ功を奏さないわけです…。



じゃあどうすりゃいい!?!?!?
虫や病気ではない根拠
ちなみに初期生育が悪い理由として虫や病気の類ではないと言える根拠があります。
それは定植後の株の状態。
葉っぱが下の方から黄色くなって枯れるのは、植物は上の方の葉っぱや成長点を活かそうとして、下の子達が持っている養分を上に送る習性があるからなんだそう。
つまり虫や病気などで弱ったわけじゃない、というのが苗の状態から分かるという訳。
下の写真は、下の葉っぱが黄色→上に行くほど緑(薄いから元気ないのが分かるけど)。
※分かりやすいように去年の写真を掲載


初期生育を改善する対策案
で、今後もこうならないための対策案は2つ。
天候に関しては如何ともしがたいので、「予報をちゃんと見て臨機応変に対応する」としか言いようがないのですが😓
1.もっと定植を遅らせる
ただし収穫も遅くなるから完熟しないサヤばかりになるリスク大。
今でさえ遅らせているのに…
2.ポリマルチを使う
草マルチをやめてポリマルチを使うことで地温をしっかり上げて夜間早朝も熱を逃さない。
この場合は黒マルチではなく透明マルチがベスト。



草よけが目的ではないからね
草マルチにこだわるなら(草よけのためにも)、根が張った頃にマルチを剥がして草マルチに変える。
まぁ、菌ちゃん農法でもポリマルチの使用は推奨されているし(ポリはビニールと違って分解が早いし、完全燃焼させれば有害な毒が発生しない)。
逆に定植を早める
どうしても完熟豆を増やしたいなら、いっそのこと定植を早める(去年と同じぐらいに戻す)という手もなくはない。
「どうせ”天候が良い年しか成功しない”なら、いっそのこと畑で登熟させる豆を増やせる可能性(生育に充てる期間を可能最大限にする)に賭けようゼ」という戦略です。
その際は、苗作りのハウスの環境を改善し、電熱ヒートマットなど文明の利器を最大限に活用し、定植後は透明マルチとあんどんを採用する等、人間が手をかけられる点はフルセット実行するのが必須条件。
これが成功すれば「手塩にかけて育てたムクナ苗が自生ムクナに負ける」なんてことはなくなるハズ。
自生(直播)の場合は、種自身が「今だ!」という判断で根を張って育つから、「苗ポットで成長→定植後に畑に根を張る」というタイムラグが発生しないので。



いずれにせよ今年みたいに「定植を遅らせるだけの戦略は裏目に出た時に挽回できないリスクのほうが高い」というのが現時点での結論
開花はいつになるか…
まぁ初期生育は例年通りとなってしまいましたが、分析を終えてしまえばもはや過去のこと。
今となっては「データの1つ」として捉えて、私がここから気にすべきは「開花の時期がいつになるか?」です。
「豆がどこまで登熟するか」に直結するので。
これはAI先生との議論でも完全同意した点。
初期生育も大事だけど、結局は開花の時期が収量に直結する…!!!!



まぁ初期生育でつまずくと開花も遅れると思うけどね、普通に考えて
さぁ今年はどれだけ完熟まで至るのか?
そして私は今年こそ健康体で収穫できるのか!?←笑えない
乞うご期待〜!





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