[有機農法(家庭菜園)VS菌ちゃん農法]野菜の生育比較実験【移住者がテレワークしながら起農した件#40】

こんにちは!那須に移住して5年目の2025年に、一念発起して農業チャレンジを始めたAOです☆
この記事では、家庭菜園で有機農法で育てている野菜と、畑で菌ちゃん農法で育てている野菜の生育の違いを紹介します。
ビックリするほど「菌ちゃん農法の圧勝」でした…!!!

戸惑うほどの差が開いたよ
ナスは菌ちゃん農法が圧勝
ナスはホームセンターで同じ品種の苗を購入し、同日にそれぞれの畝に定植して比較実験しています。
初期の段階では違いがほとんど(まったく)ありませんでした。
こちらが6月中旬ごろの菌ちゃん農法のナス↓


そしてこちらが家庭菜園で有機農法で育てているナス↓


この時点では、ほぼ同じ感じ。
強いて言えば有機ナスのほうが若干大きいかな?ぐらいです。



誤差の範囲とも言えそう
しかしその後、7月中旬の生育の様子は…
比べるべくもありませんでした…。
既に菌ちゃん農法のナスは前の記事『移住テレ農#38』でもご紹介済みですが、再掲しますね。
もう立派なサイズのナスが実ってます!!


一方で、こちらが7月中旬の有機ナス↓


木がまだ小さいどころか、未だに1つも実が採れていない。
まぁ上の写真は台風直後のものなので、大雨と強風に煽られて少し元気がなくなっている点は加味する必要がありますが、、、
残念ながら数日後、ほとんど枯れてしまいました…。


こうなる数日前に追肥はしたのだが、有機肥料は効き目が遅いから間に合わなかったのだと思われる。



これは復活は厳しいだろうなぁ
とはいえ、枯れたことは一旦置いておいたとしても。
そんなことは問題にならないぐらいの差が開いてしまっています。
畑よりも日当たりが悪いことや、連日の雨や台風による湿気が溜まりやすいこと、
何より、テントウムシダマシなどの虫が付いてしまったことが、生育が悪い大きな要因になった気がします。



有機栽培OKの薬も使ったけど効果がイマイチだった
『野菜に虫がつかない=野菜が元気』
という理屈を信じるならば、菌ちゃん畑のナスは、生育が早いとか遅いとかではなく、「虫を寄せ付けにくい健康な木に育っている」と考えられます。
畑で一般的な有機栽培しようとした時には色んな虫に色んな野菜をダメにされた経験があるので、「畑に虫がいないんじゃない?」なんて愚問だと断言できるし。
ていうか、虫がつかない原因を一旦置いておいたとしても、木の健康さやナスの実の大きさ&数という結果だけ見ても、その違いは一目瞭然!



菌ちゃん農法スゲェと言わざるを得ないのではっ!?
ただし。
同じく家庭菜園で育てている別の苗屋さんから購入したナスは枯れずに生育中です。
そのため「個体差」だった可能性は考えられます。



たまたま比較用のナスちゃんが枯れちゃっただけかもしれない
とはいえ、そのナス株も「やっと実が1つ収穫できそうなサイズにはなっている」程度なので、菌ちゃんナスとはレベチです。
その点を加味しても、やはり菌ちゃんナスの圧勝と言えるでしょう。
エゴマも菌ちゃん農法が圧勝
種から育てているエゴマの結果も、菌ちゃん農法の圧勝です。
菌ちゃんエゴマ↓


こちらが有機エゴマ↓


「え?エゴマどれ?」
と思ったあなた、お気持ち分かります😅
写真中央から少し下側、横1列に並んでいるのがエゴマです。
後ろのナス&ピーマンや手前の雑草のせいで存在感が薄い、薄すぎる…!



何故こんなに違うのか!?
エゴマって、結構クセの強いアジアのハーブなのに、虫がチラホラついている。
茎からポキっと折れてしまった株もありました。
台風のせいか虫のせいか???


株が小さいとはいえ、残ってる葉っぱの中には、それなりのサイズと色のものもあるので、


今後の挽回に期待しましょう!



どちらにせよ比較実験としては有機エゴマの負けだよね
エンツァイ(空芯菜)も菌ちゃん農法が圧勝
エンツァイも、比べるべくもありません。
こちらが菌ちゃんエンツァイ↓


こちらが有機エンツァイ↓


台風直後の写真なので茎が倒れてしまっていますが、
そもそも倒れてしまった原因は根っこや茎が弱いから。



菌ちゃんエンツァイは倒れてないからね
ていうか、そんなことは問題にならないぐらい、そもそも分けつ(ぶんけつ=茎が増えること)が進んでない。
雑草と見間違うレベル…。



ただでさえイネ科の雑草に似てるから
実は。
この有機エンツァイは、定植2回目なんです。
1回目に家庭菜園に定植したエンツァイの苗達は、数日後に全滅したのでした…。
エンツァイは虫がつきにくいと言われているのですが、虫以外に考えられないぐらい、「枯れる」とかではなく「消えた」。



気がついたら忽然と姿を消していたよ…
現在のエンツァイ達は予備として残してあった苗を再定植したので、菌ちゃん畑のエンツァイ達よりは数日間だけ遅いタイミングになります。
とはいえ、そんなことは問題にならないぐらい、成長が悪いですね。



「そんなことは問題にならない」って何回言っただろ?
菌ちゃん農法の成功と有機農法の敗因の所感
今回の比較実験で感じた「菌ちゃん農法」と「有機農法」について、私なりに考察してみました。
菌ちゃん農法も有機農法も初期生育に差はあまりない
感じたのは、菌ちゃん農法も有機農法も苗を定植した直後の初期生育にはあまり差は出ていないということ。
春の寒さがが残る季節は野菜の生育スピードも遅いので、特にそのような傾向が強そうな気がします。



那須は5月まで遅霜の心配がある地域だよ
ただ、菌ちゃん農法においては、根っこが菌ちゃんとつながってからの生育が爆速です。
それはもう、作物の結果をご覧いただければ一目瞭然ですよね!



ナスはすでに収穫まで至ってるからね
どんな農法においても、作物の根が微生物(≒菌ちゃん)と繋がることで栄養を吸えるようになり生育していくというのが植物の生理なわけですが、、、
あらかじめ多くの菌ちゃん達を呼び込んである菌ちゃん畝の方が、根っこと菌ちゃんが繋がりやすいのだと思います。



そのための菌ちゃん畝づくり頑張ったんだもんね
本来なら、有機肥料や堆肥がそのギャップを埋める役割を果たすはずですが、、、
今回の比較においては、「有機農法の畑ではそこで上手くいっていない」、あるいは「時間がかかっている」という結果に見えます。
有機農法はバラツキが出やすい?
なんとなくの所感ですが、「有機農法の方が色んな要因に左右されて生育の結果にバラツキが出やすい」と感じました。
例えば環境という要因。
家庭菜園は森の庭を開墾して4年しか経っておらず、しかも日当たりが限定的で湿気がこもりやすい環境なのですが、そういった環境の条件に左右されやすいのかもしれません。



そもそも作物の栽培とはそういうものかもしれないけどね
あとは、生産者の技量という要因も影響が大きい気がします。
素人に毛が生えた程度の生産者(=私)の技量だと、条件の悪さをカバーしきれないのかも。
有機野菜栽培の達人なら、条件が多少悪くても補うコツをご存知だったり、調子が悪くなっても挽回する術をお持ちだったりするのでしょうが、、、



ネット界隈にいらっしゃる賢人たちは本当にレベチだよね
そもそも私の基本スタイルが「堆肥と肥料を入れて耕して畝立てして苗を植え付けたら、あとは土の力と自然の恵みに頼る!」なので、
菌ちゃん農法のほうが相性が良かったのかもしれません。



有機農法のほうが菌ちゃん農法よりも「力技」だから技量の差が出やすいのかも?
結論「菌ちゃん農法スゲェ!」
あくまで私の中での現時点での結論ですが、「菌ちゃん農法すげぇ!」と言わざるを得ません。
畑で有機栽培しようとして失敗した経験があるからこそ、「いきなり1年目から、こんなに上手くいくの!?」と驚いています!



手応えしかない!
次は庭で菌ちゃん農法を実施するとか、引き続き検証は続けないフェアな判断はできませんが。
真夏の畝立ては危険すぎるので、秋に入ってからになると思いますが😅
今後とも、菌ちゃん農法VS有機農法の比較検証、ご期待くださいませー!




お気軽にコメントください♪